青ヶ島を脱出する
青ヶ島での一夜が明けました。
前日の夜から降り出した雨はますます強くなり、風も強く吹いています。
ヘリの復旧はあきらめて昼の船で青ヶ島を発つことは決めましたが、そもそも船は出るんだろうかと不安になります。
この雨と風の中、何をして過ごそうかという事もあり、朝食後しばらく考えていましたが、部屋にいて解決するわけでもないので池之沢に行ってみることにしました。
せっかく青ヶ島に来たのに、ひんぎゃを見ずに帰るのは惜し過ぎます。
ただ、この雨と風では池之沢に着くまでにびしょ濡れになるのは間違いないので、レンタカーを借りていくことにしました。
幸い、軽自動車の空きがありました。レンタカー代は半日2,500円プラス港での乗り捨て料500円で3,000円でした。
レンタカー屋さんまでは、宿の人がわざわざ送ってくれました。
貸出しの手続きを済ませ、宿に戻って荷物を積み、チェックアウトです。
宿のお母さんがひんぎゃで蒸す里芋や卵を持たせてくれました。
今日の宿は八丈島のどこにしようかと思っていたら、妹さんがやっている民宿に電話をしてくれて、狭い部屋なら空いてるとの事だったのでお願いしました。
昼に乗ることになる船は、9時半ごろ八丈島を出航したとの知らせが入ってきたので、たぶん青ヶ島に来てくれるでしょう。

港の状況はリアルタイムで24時間、テレビで見られる仕組みになっています。
雨と風の割にはうねりが少なく、これなら船は大丈夫そうです。


地面の所々から湯気が出ています。地面を触ると場所によっては熱いくらいです。
これが火山の噴火の名残、ひんぎゃです。

ふれあいサウナの近くにはこの蒸気を利用して食べ物を蒸すことができる地熱窯があります。
コックをひねると蒸気が上がってくるようになっています。

里芋や卵などは約50分、ウインナーやくさやの干物は20分ほどで出来るそうです。
まずは時間のかかりそうな材料を。

幸い、風は収まり、雨も上がりました。
蒸し上がるまでの間、目の前の丸山を周回できる遊歩道があるので歩いてみることにします。

所々にワダンの花が咲いています。沖縄で見た覚えがあります。確か食べられたよな。


オオタニワタリがたくさん生えています。この葉っぱで青酎を作ってるんですね。

放射状に開いた葉っぱの根元に落ち葉を集め、栄養にして成長するそうです。


樹木が切れたと思ったら、眼下に地熱窯のあるあずまやが見えました。
この斜面は熱すぎて植物が育たないんでしょうね。

丸山は一回り30分ほど。地熱窯に入れて45分ほど経過した卵。ばっちりです。
里芋もねっとりしてGood!

くさやの干物もいい感じで水分を含みながら戻って、おいしかった。

池之沢から外輪山を貫くトンネルを抜けると三宝港です。

波が荒いので漁船は港に係留せず、ケーブルで陸に引き揚げるようになっています。

ケーブルの塔です。ここまでしないと漁船を守れないことに驚きます。
いかに波が荒く、港が厳しい環境なのか思い知ります。

出航の1時間前にチケットの販売が始まりました。
販売は15分間だけ。一人で何役もこなさなくてはならない港湾関係者の方たち。
受付だけに何時間も人手を割けないので、乗客側が合わせる必要があります。

今日は荷物の積み込みがなく人間だけなので、乗船が終わったら即出航です。
乗客は10人ほどでした。

さらば、青ヶ島。港の周囲のコンクリートの護岸はこの島の自然の厳しさを物語っています。
断崖絶壁に囲まれた島ゆえ、マリンスポーツも出来ないし、アクセスもすこぶる悪い。
秘境の島と言われる理由がよくわかりました。そして、心惹かれる島であることは間違いないです。
また訪れてみたい島です。

前日の夜から降り出した雨はますます強くなり、風も強く吹いています。
ヘリの復旧はあきらめて昼の船で青ヶ島を発つことは決めましたが、そもそも船は出るんだろうかと不安になります。
この雨と風の中、何をして過ごそうかという事もあり、朝食後しばらく考えていましたが、部屋にいて解決するわけでもないので池之沢に行ってみることにしました。
せっかく青ヶ島に来たのに、ひんぎゃを見ずに帰るのは惜し過ぎます。
ただ、この雨と風では池之沢に着くまでにびしょ濡れになるのは間違いないので、レンタカーを借りていくことにしました。
幸い、軽自動車の空きがありました。レンタカー代は半日2,500円プラス港での乗り捨て料500円で3,000円でした。
レンタカー屋さんまでは、宿の人がわざわざ送ってくれました。
貸出しの手続きを済ませ、宿に戻って荷物を積み、チェックアウトです。
宿のお母さんがひんぎゃで蒸す里芋や卵を持たせてくれました。
今日の宿は八丈島のどこにしようかと思っていたら、妹さんがやっている民宿に電話をしてくれて、狭い部屋なら空いてるとの事だったのでお願いしました。
昼に乗ることになる船は、9時半ごろ八丈島を出航したとの知らせが入ってきたので、たぶん青ヶ島に来てくれるでしょう。

港の状況はリアルタイムで24時間、テレビで見られる仕組みになっています。
雨と風の割にはうねりが少なく、これなら船は大丈夫そうです。

宿から15分もかからず池之沢に到着です。半日だけの愛車です。

地面の所々から湯気が出ています。地面を触ると場所によっては熱いくらいです。
これが火山の噴火の名残、ひんぎゃです。

ふれあいサウナの近くにはこの蒸気を利用して食べ物を蒸すことができる地熱窯があります。
コックをひねると蒸気が上がってくるようになっています。

里芋や卵などは約50分、ウインナーやくさやの干物は20分ほどで出来るそうです。
まずは時間のかかりそうな材料を。

幸い、風は収まり、雨も上がりました。
蒸し上がるまでの間、目の前の丸山を周回できる遊歩道があるので歩いてみることにします。

所々にワダンの花が咲いています。沖縄で見た覚えがあります。確か食べられたよな。

外輪山の隙間から海が見えました。

オオタニワタリがたくさん生えています。この葉っぱで青酎を作ってるんですね。

放射状に開いた葉っぱの根元に落ち葉を集め、栄養にして成長するそうです。

フウトウカズラの実です。まだ青いですね。

樹木が切れたと思ったら、眼下に地熱窯のあるあずまやが見えました。
この斜面は熱すぎて植物が育たないんでしょうね。

丸山は一回り30分ほど。地熱窯に入れて45分ほど経過した卵。ばっちりです。
里芋もねっとりしてGood!

くさやの干物もいい感じで水分を含みながら戻って、おいしかった。

池之沢から外輪山を貫くトンネルを抜けると三宝港です。

波が荒いので漁船は港に係留せず、ケーブルで陸に引き揚げるようになっています。

ケーブルの塔です。ここまでしないと漁船を守れないことに驚きます。
いかに波が荒く、港が厳しい環境なのか思い知ります。

出航の1時間前にチケットの販売が始まりました。
販売は15分間だけ。一人で何役もこなさなくてはならない港湾関係者の方たち。
受付だけに何時間も人手を割けないので、乗客側が合わせる必要があります。

今日は荷物の積み込みがなく人間だけなので、乗船が終わったら即出航です。
乗客は10人ほどでした。

さらば、青ヶ島。港の周囲のコンクリートの護岸はこの島の自然の厳しさを物語っています。
断崖絶壁に囲まれた島ゆえ、マリンスポーツも出来ないし、アクセスもすこぶる悪い。
秘境の島と言われる理由がよくわかりました。そして、心惹かれる島であることは間違いないです。
また訪れてみたい島です。

遠ざかる島影。さようなら、青ヶ島。
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